院長ブログ 青銅の蛇とコロナワクチン

3月14日(日)はホワイトデイ。キリスト教では四旬節第4主日。旧約聖書民数記21:4-9.イスラエルの民は、エジプトから脱出して安住の地を探して旅するうちにパンも水もなく、神とモーセに逆らった。神は炎の蛇(毒蛇)を民に送り民の中から多くの死者がでた。民がモーセに神に祈ってほしいというので祈ったところ、神はモーセに、「炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げよ。蛇にかまれたものがそれを見上げれば、命を得る。」と仰せになった。モーセは青銅で一つの蛇を造り、旗竿の先に掲げた。蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと、命を得た。と記載されています。一方世界保健機構(WHO)やアメリカ医師会(AMA)のシンボルマークとしても、杖に巻き付いた蛇のロゴが使われていて、ギリシャ神話に出てくる死者をも蘇らせたアスクレピオスの杖には蛇が巻き付いていて。蛇は2-3か月毎に脱皮し、再生と若返りするので、蛇は生と死を扱う医学のシンボルになったとされています。蛇から蛇酒や抗血栓薬なども考案されています。コロナワクチン接種が熊本県内でも4カ所の公的医療機関(熊本再春医療センター、熊本労災病院、熊本総合病院、人吉医療センター)で今月中に2回目が実施される予定とのことです。コロナワクチンが青銅の蛇のようにコロナ感染死亡者をなくし、コロナが収束することを願っています。