院長ブログ 映画「いのちの停車場」

今日2021年8月13日はお盆です。お墓参りや親族団らんで皆様ゆっくりしていらっしゃると思います。クリニックも外来はお休みです。熊本県内のコロナ新規感染者数は昨日189人になりました。デルタ株等感染力のウィルスの猛威と40代未満の方々がワクチン未接種であることが、主因かと考えられています。コロナで人工呼吸器やエクモを使用している皆様は、大変な思いをなさっておられることでしょう。5月初旬映画「いのちの停車場」(下写真)が封切られました。首都圏は感染拡大で映画館での上映は許可されませんでしたが、熊本では鑑賞できました。吉永小百合、西田敏行、松坂桃季、広瀬すず、南野陽子、佐々木みゆ などが出演し、成島 出監督の在宅医療を描いた映画です。ラストシーンは”まほろば診療所”に務める医師咲和子(吉永)の父が緩和ケアの効かない激しい病苦に耐えられず「許してくれ。自分の命は自分で決めたい」と自殺未遂の画面で終わる映画です。日本では安楽死は認められていませんが、痛みへの緩和ケアは行われています。生老病死は、私達皆経験するであろう事柄ですが、できるだけ安楽に、自分の望む状態で生を終えたいと皆さんお考えのことと思います。ですが、死は突然背後からも迫ることがあるものです。昨日8月12日は昼から熊本は線状降水帯がかかり、クリニック横の川が橋げたを乗り越えて流れるほど、芝庭も冠水しました。床上浸水に備えて電子カルテ機器を机の上に移動させました。今は小降りです。人生は実に短い時の流れです。皆様のくいの無い満足した人生を送りことができるように、当院は尽力します。

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