コロナウィルスについて 最小の耳より情報

・コロナウィルスはニドウィルス目、コロナウィルス科、コロナウィルス属のエンベ   ロープを持つ一本鎖RNAウィルスです。 ・気温20度、湿度40%で24時間超えても失活しません。 ・エアゾル状態で飛沫感染、接触でも感染します。 ・風邪はαまたはβコロナウィルスです。 ・SARSウィルス、MERSウィルスもβコロナウィルスです。 ・MERS-CoVは発熱、咳、息切れ、下痢、倦怠感、頭痛、関節痛、喀血、筋肉痛、嘔  気、嘔吐、腹痛、意識障害を生じ、コウモリ、ヒトコブラクダ、アルパカに抗体を  生じました。MERSは白血球、リンパ球減少、血小板減少を生じました。 ・MERSもすりガラス陰影をCTで68.3%~80%示し、致死率は35.6%でした。 ・コロナウィルスを検査するには①BAL、②喀痰、③鼻咽腔拭い液でPCR法で検査   可能です。 ・MERS-COVはジペプジルペプチターゼ4(DPP-4)をレセプターとして細胞内に入  り、気管支上皮、細気管支上皮、肺胞上皮細胞などで、増殖します。 COVD-19も上記症状のほか、味覚・嗅覚障害を生じることが分かってきました。  マスク使用、手洗い消毒が有効です。  接触した箇所は、次亜塩素酸ナトリウム1000 ppm,又は消毒用アルコールが有効  です。 ●医療機関でも医療(採血・注射に使う)アルコールが1か月しか在庫が補給できません。医療機関で診察時は、2重マスク、2重手袋、ゴーグル、キャップ、使い捨てガウンが望ましいですが、入手困難なので、後2者は、入浴用キャップ、白衣を前後ろ逆にきて、ゴーグルをつけて、ビニール袋に3か所穴をあけ、頭と両腕をとおして診療される先生もいます。ゴーグルなしの標準装備では医師・看護師など医療者が感染します。 ●COVC-19の治験が始まっています。アビガンは副作用が強いので、あまりお勧めできません。HIV(エイズ)感染症薬カレトラ1日2-5ml分2xでの内服や、吸入ステロイド薬オルベスコインペラー吸入で間質性肺炎が改善した人の報告があっていました。レムデシベルについても検討されていあmす。RCT治験の結果がでるまでは、米国のように人工呼吸器や消毒用アルコールの増産が必要です。 ●イタリアでは夕べの歌が音楽で、フランスでは夕方の拍手で、それぞれ市民の憩い、医療者への激励がなされています。頑張りましょう。未来のために。

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