在宅医療について

在宅という言葉からは、「自宅」を想像されると思います。

しかし在宅医療が意味するのは、自宅(一軒家・マンション)、借家、ケアハウス、有料老人ホーム、グループホーム、養護老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、特定施設入居者生活介護、での医療、ホームホスピス、特別養護老人ホームなど看取りの場所での医療を意味し、病院入院から在宅復帰への中間施設である老人保健施設(いわゆる老健)は在宅とはみなされません。

在宅医療は、自力で通院困難となった方が、在宅で医療を受けられるように、病院入院医療よりも廉価で受けられる医療です。

在宅療養支援診療所の医師、訪問看護師、訪問理学療法士、ヘルパー、訪問薬剤師、ケアマネジャー、酸素業者、ベッド・マット・車椅子や手すり設置などのサービス業者、喀痰吸引器の設置業者などが、患者さんと家族を中心に医療と介護を提供し、希望に沿った人生の最終時期を過ごすことができるように尽力する医療です。